オイル交換に必要なもの13選という文字

自分で車のオイル交換をする時に必要なもの13選【整備士が解説】

オイル交換に必要なもの13選という文字
ゆ〜じ
いきなりですが、自分の車のオイル交換してますか?
あゆ
オイル交換やるのに、何を準備すればいいの?
こんにちは。ゆ〜じ(@ayuji-blog_yuji)です。
こちらの記事では、
 自宅でオイル交換したいけど、必要なものがわからない。
そんな人のために、オイル交換に必要なものをまとめました
オイル交換は、【下抜き】の場合で説明しています。
全部で13選になりますが、その中でも
  • 事前に用意しておくもの
  • 交換作業に必要なもの

2つに分けてあります。

そして、13選の紹介の後

  1. オイル交換の方法
  2. 自分でやる場合の費用相場
  3. 自分でやる場合にかかる時間
  4. オイル交換の時期
  5. オイル交換の注意点
  6. 専門用語集

これらも続けて紹介してるので、最後までご覧ください。


そもそも、あなたは何者なの?

僕は、2級自動車整備士の資格所持者で現在も整備士として働いてる現役整備士です。
自動車の車検を通す時に検査する自動車検査員資格所持者でもあります。
某自動車ディーラーにて5年勤務し、現在は民間工場で整備士として働いています。
今も現在進行系で最前線でオイル交換をしています。

実際に自宅でオイル交換をやってみると「こんなもんかー」ってなるので、
初めてというハードルを超えさえすれば、次回からは余裕です!

さらに、愛車に愛着が湧きますよー(^○^)

オイル交換の手順が知りたい人はこちら

オイル交換の手順10を読む

では、さっそくいってみましょー!

事前に用意しておくもの:交換するもの

  • エンジンオイル
  • オイルエレメント
  • ドレンワッシャー

以上の3つになります。

オイル交換するなら、前もって準備しておきましょう。

わかる人もいるかもしれませんが、わからない人のために

詳しく説明していきます。

エンジンオイル

エンジンオイルは、車に合った粘度のオイルを使用しましょう。(5W-30などのこと)

ご自分の車のオイルの粘度が分からない場合、その車の取説を確認してみてください。

車の取説は、車検証入れに入っていたりします。
取説に推奨オイルの粘度が記載されています。

取説が見当たらない場合は、ググればだいたいの車の情報は出てくるので、一度調べておきましょう。

オイルエレメント(オイルフィルター)

オイルエレメントとは、オイルフィルターとも言われています。
ここでは、エレメントで統一します。

エレメントの交換は必要であればでいいです。

必要のない場合は、省いてください。

エレメントの交換時期は、
下記の【オイルの交換時期について】で紹介しています。
そちらをご覧ください。

ドレンワッシャー

ワッシャーは、締め付けた時に潰れてシール変わりになるものです。

ワッシャーを使い回していると、ドレンからオイル漏れしたりすることもあるので、
オイル交換する時はセットで交換するものだと思っておきましょう。

交換作業に必要なもの

  • めがねレンチorラチェット
  • オイルエレメントレンチ
  • オイル受け&廃油処理箱
  • オイルジョッキ
  • ジャッキ&輪止め
  • リジットラック(うま)
  • パーツクリーナー
  • ペーパーウエス

よくある悩みの1つがいらなくなったオイル、廃油の処分についてです。

今どきは、抜いたオイルを専用の箱に入れて、
そのまま燃えるゴミに出せるという商品があるの知っていましたか?

便利な商品ができたものです。

昔だったら、

知り合いの車屋さんに捨ててもらったり、

ガソリンスタンドにお願いして捨ててもらったりしてましたね。

そんな便利な商品もこの後紹介してるので、

ひとまずこのまま順番に読み進めてください。

めがねレンチorラチェット

めがねレンチは、ドレンボルトを緩める・締める時に必須の工具になります。

一般的なドレンボルトのサイズは、

14・17・19が多いです。

輸入車になると13だったり、ポルシェのカイエンとかだと特殊なドレンでオイル交換時に同時交換だったりします。

ご自分の車のドレンボルトのサイズは事前に調べておきましょう。

めがねレンチは、
セットで揃えておけば安心です。

ラチェットは、エレメントを交換する時に便利です。

めがねレンチでも交換はできますがラチェットだとより楽に作業できます。

エレメントが固くて中々緩まない時があるかもしれないので、
短いのより、少し長さのあるラチェットの方が少しの力で緩めることができるからオススメ。

エレメントレンチ

エレメントを交換する時に必要のものです。

よく使われているサイズは、64や64.5が国産車だと多く使われています。

ですが、自分の車のエレメントのサイズはあらかじめ調べておきましょう。
ほとんどの車は、検索すればでてきます。

一度調べて準備しちゃえば、次回のオイル交換からはこの手間はなくなるので、めんどくさがらずにサクッと終わらせちゃいましょー!

仮に自分の車のエレメントが64だとしたら、64のエレメントレンチを準備すればOKです。

ちなみに、色んな大きさのエレメントに対応できるエレメントレンチもあります。

使い方にちょっとコツがいりますが、
慣れてしまえばなんてことないです。

オイル受け&廃油処理箱

オイルを抜いた時に受ける容器です。

これがなければ始まりません。

抜いたオイルをそのまま燃えるゴミに出せる
便利アイテムが今はあるんです。

いらなくなったオイル問題はこれで解決!

オイルジョッキ

親油を車に注入するときに使います。

これがあれば入れやすいです。

というより必須ですね!

容器の大きさはお好みでいいですが、僕がおすすめするのは4ℓくらいの容器です。

車によってオイル量はバラバラですが、軽自動車はだいたい3ℓ未満、乗用車は4〜5ℓが一般的です。

輸入車になると、6ℓもしくはそれ以上だったりします。

あまり大きすぎるジョッキだと収納の時に場所を取るので、

4ℓくらいのが丁度いいと思います。

なぜなら5ℓ入れる時でも、はじめに3ℓ入れてから残りの2ℓ入れればいいので問題ナッシング!

ジャッキ&輪止め

車を上げるときに使います。

車を上げた方が作業しやすいのでジャッキはあった方がいいです。

上げずに作業することも車種によっては可能ですが、やりづらいです。

さらに、やりづらいせいで余計に時間が掛かってしまいます。

せっかくオイル交換するなら、サクッと終わらせたいですよね?

ならサクッとジャッキアップしちゃいましょう!

ジャッキアップしたときには、必ず輪止めをしましょう。

車が動かないようにするためです。

あなたの身を守るためなので、ここは面倒くさがらずやりましょう!

輪止めは、ちゃんとしたものを準備してもいいですが、ブロックとかで代用してもいいです。

リジットラック(うま)

ジャッキアップしたら必ず輪止めをするのと同じく必ず車の下にリジットラックを置いてください。

万が一車が落ちてきたときにリジットラックが支えてくれます。

過去にジャッキアップしたまま
作業していたら、車が落ちてきて
下敷きになった事故がありました。

これもあなたの身を守るためなので、面倒くさがらずやりましょう!

パーツクリーナー

パーツクリーナーは、知っている人も多いと思います。

パーツクリーナーは本来、金属やプラスチック製のパーツを洗浄したり脱脂するのに使われます。

さらに、パーツクリーナーはオイル汚れも落とすことができます。

なので、オイル交換した時に

  • オイルが垂れちゃった!
  • ドレンボルトにオイルが垂れてる!

という時に
パーツクリーナーでサッと掃除できます。

あと、パーツクリーナーは揮発するので

手にかけるとヒヤッとします。
これを利用して、

熱いエンジンオイルが手にかかった時に、

パーツクリーナーを手にかけて冷やすことができます。

ただし、かけすぎると低温火傷するので注意!!

パーツクリーナーがあるといいことが伝わりましたか?

というより、パーツクリーナーも必須ですね笑

【関連記事】
→→→「パーツクリーナーの意外な使い方

ペーパーウエス

ペーパーウエス→紙ウエス→紙製の雑巾

ペーパーウエスは、繊維のクズが出にくく

水やオイルの吸水性に優れています。

  • オイルをこぼした!
  • レベルゲージでオイル量確認をしたい

という時に便利です。

他にも、自宅で机の上をサッと拭きたいときとかも役立ちます。

色んな場面で使えるので便利です。

「そんなのいらないなー。」

「タオルとかでいいやー。」

っていう人はそれでいいと思います。

ですが、ペーパーウエスを必要だと思った人は

わかってますねー。笑

まとめ:オイル交換に必要なもの13選

以上の13選がオイル交換に必要なものです。

この13選が準備できていれば、
自分でオイル交換ができます。

これらは全て
【オイル交換に必要なもの】ですが、

この中からさらに、自分自身でどれを揃えるのか厳選してもいいと思います。

ただ、安全上の対策で必要なもの(リジットラックや輪止め)は、必ず用意しましょう。

オイル交換を自分でやる:知っておくべきこと

ここからは、オイル交換を自分でやる場合において知っておくべきことを紹介していきます。

知っておいたほうがいいことなので、チェックしましょう!

オイル交換の方法

オイル交換のやりかたを簡単に紹介します。

  1. レベルゲージで確認
  2. ジャッキアップ
  3. 輪止めとリジットラックを設置
  4. ドレンボルトを外す
  5. ドレンワッシャーを交換
  6. ドレンボルト取り付け
  7. オイルエレメント交換
  8. ジャッキダウン
  9. エンジン始動して数分待機
  10. 漏れ確認、オイル量確認

手順1の「レベルゲージで確認」は、

今のオイル量汚れ具合を確認します。

手順9の「数分待機」は、新しいオイルを循環させるためです。

エンジンオイルの交換方法さらに詳しく
知りたいという人は下のボタンから見れます!

オイル交換を自分でやる場合の費用相場

オイル交換の費用は、
部品代(オイルやオイルエレメント)+工賃
になります。

自分で作業する場合は、工賃がいらなくなるので
部品代だけで済みます。

それでは、

自分でオイル交換をやる場合はいくらかかるのか?

エンジンオイルやオイルエレメントは、

わざわざカー用品店に行かなくてもAmazonなどで購入することができます。

例えば、

5W-30で4ℓのオイルがこちら

約¥3,000です。

※ハイグレードオイルとかだとこれより高くなります。

こだわりがある人は、
1度調べてみてください。

オイルエレメントはこちら

約¥1,000です。

純正品になるともう少し高くなります。

トヨタだと約¥2,000くらい。

以上です。

オイル+オイルエレメントで約¥5,000でオイル交換できます。

オイルエレメントの交換が不要であれば、

オイル代のみで約¥3,000になります。

結論

オイル交換を自分でやる場合

¥3,000~約¥5,000

が費用相場になります。

オイル交換を自分でやる場合にかかる時間

オイル交換を自分でやるとどれだけの時間がかかるのか?

 

あんまり時間かかる作業だとめんどうだと思っちゃいますよね。

意外と時間がかからないですし、

慣れてきたらもっと時間も短くなるのでまずはやってみることが大切です。

上の方で紹介した、オイル交換の方法に沿って、各項目にどれだけの時間がかかるか参考までに紹介します。
  • 1.レベルゲージで確認

これは、オイルレベルゲージでオイル量を確認するだけ。

なので時間にして約1分

実際はここまでかからないと思いますが、余裕を持っての時間です。

  • 2.ジャッキアップ
  • 3.輪止めとリジットラックを設置

ジャッキアップして輪止めとリジットラックを設置するところまでを合わせると、約5〜10分です。

はじめてジャッキアップする場合は、少し時間がかかってしまうと思うのでそれも考慮しています。

  • 4.ドレンボルトを外す
  • 5.ドレンワッシャーを交換
  • 6.ドレンボルト取り付け

ドレンボルト外す→ワッシャー交換→取り付け

ここまでの一連の動作で、約3分。

  • 7.オイルフィルター交換

新品のオイルフィルター取り付けが完了するまで、約5分

  • 8.ジャッキダウン

ジャッキアップよりかは時間がかかりません。

約3分

  • 9.エンジン始動して数分待機

待機時間もありますので、それも合わせて約4分くらい

  • 10.漏れ確認、オイル量確認

約3分

漏れ確認は念入りにした方がいいのでこれくらいかと。

合計で、約29分。

 

おおよそ30分程でオイル交換ができることがわかります。

是非、参考にしてみてください。

ここで伝えておきたいことがあります。

慣れてくればおおよそ30分をもっと短縮できると思いますが、

作業時間を早くするより正確な作業を意識することの方が大切です。

作業時間を早くすることに気を取られると、

ドレンボルトを締め忘れたりとんでもないミスを起こしてしまうかもしれません。

作業時間も大切ですが、回数をこなして慣れてくればおのずと作業時間も早くなるので、

最初のうちはあまり気にせず作業するといいと思います。

オイルの交換時期について

走行距離での交換時期の目安
  • ターボ車(軽自動車、普通車)→5,000km毎
  • 軽自動車(NA)→5,000km毎
  • 普通車(NA)→1万km毎

これらを参考にオイル交換をすれば問題ありません。

期間での交換時期の目安

軽自動車、普通車ともに6ヵ月に1回オイル交換をするのが一般的です。

これは、6ヵ月を経過するとエンジンオイルがエンジン内部で酸化してきて本来の性能が発揮できなくなってくるからといわれています。

オイルエレメントの交換時期

オイルエレメントは、オイル交換を2回やるうちの1回の交換目安になります。

考え方として、【前回オイルのみの交換なら次回はオイルエレメントを交換する】という考え方です。

【走行距離での目安】

普通車(NA)の場合ですが、

1km毎の交換がですので、

2km毎の交換ということになります。

結論

オイルエレメントは、エンジンオイルの交換を2回やるうちの1回の交換。
もしくは、普通車(NA)の場合は
2万km毎の交換となります。

オイル交換を自分でやるときの注意点

  • ヤケドに注意しましょう

走ってきたばかりのエンジンオイルは、
ものすごく熱いです。

なので、素手で作業せずに耐油性手袋を着用するのをおすすめします。

  • ドレンボルトの締め忘れに注意しましょう

締め忘れてしまえば、走行中に段々緩んできてオイルが漏れます。

エンジンが壊れてしまったり、もっと大惨事になるかもしれません。

必ず取り付け確認はしてください。

  • オイルは規定量を入れましょう

新しいオイルを入れる時、多すぎても少なすぎてもダメです。
どちらも最悪な場合、エンジンが壊れてしまいます。

  • ジャッキアップしたら安全上の対策をしましょう

ジャッキアップしたら必ず
【リジットラック(うま)、輪止め】を使いましょう。

車の下に潜って作業するので、下敷きにならないためにも安全上の対策は絶対です。

初心者のためのメカニック用語集

エンジンオイル

・エンジン内部に入っている油
・主にエンジン内部の潤滑(金属同士が擦れるため)、冷却(熱くなるので冷やす)、密閉、清浄(綺麗に保つ)、防錆(サビさせない)の5つの役割をしている。
・エンジンオイルは、【低温時には硬く、高温時には柔らかい】という特性がある。

エンジンオイルの粘度

・エンジンオイルの粘度とは、【5W-30】や【0W-20】と表記されているもの。
・5Wというのが温度が低い(低温時)の粘度で、30が温度が高い(高温時)の粘度。
・WというのはWinter(冬)という意味。
オイルエレメント
・エンジンが掛かっていると、どうしてもスラッジやゴミなど不純物が発生し、エンジンオイルに混ざってしまう。
・オイルフィルターは、その名の通りフィルターなのでエンジンオイルがオイルフィルターを通り不純物をろ過してエンジンオイルを綺麗に保つ役割をしている。

スラッジ

・エンジンオイルと混ざったガソリン(燃料)やエンジンオイルが燃えて残った燃えカスをスラッジという。

ドレンワッシャー

・オイルパンとドレンボルトの間に挟む部品。
・エンジンオイルの漏れを防ぐ役割をしている。
・ドレンパッキン、ドレンガスケットなどとも呼ばれている。

オイルパン

・エンジンオイルが溜まっている場所。
・エンジンが動いてるときは、エンジンオイルはエンジン内部をつねに循環している。エンジン停止中にはオイルパンにエンジンオイルが溜まっていく。

メガネレンチ

・持ち手の両端がボルト、ナットを緩めたり締めたりするために12角形もしくは6角形の穴になっている工具。
・見た目が眼鏡に似ていることからめがねレンチと呼ばれるようになったらしい。

ラチェットレンチ

・ラチェット機構を搭載したレンチ。
・ラチェット機構とは、回転の正回転(時計回り)、逆回転(反時計回り)の切り替えができる機能のこと。
・ボルトやナットにはめて使い、回すときに毎回はめ直す手間が省けるので便利。

さいごに:あなた次第です

オイル交換に必要なもの13選を紹介させて頂きました。

いかがでしたか?

すでに持っているものは、ありましたか?

持っていなくても、たったの11個なので

自分のペースで揃えちゃいましょう!

自分でオイル交換できれば、工賃が浮くのでおすすめです。

そしてこれを機に、
オイル交換デビューしましょー!

ご紹介した13選を準備しておくか、

それともしないのか、

あなた次第です!

それでは、今回はこのへんで。

今回紹介したもの以外でプラスドライバーについても紹介しています。
是非一緒にご覧ください。

→→→「プラスドライバーおすすめTOP5

最後まで読んで頂きありがとうございました。

良いメカニックライフを!!

ゆ〜じ(@ayuji-blog_yuji)でした。

 

 

オイル交換に必要なもの13選という文字
フォロワー1800名超えのTwitterはコチラ↓↓↓
>当ブログが使用しているWordPressテーマ「THE THOR」

当ブログが使用しているWordPressテーマ「THE THOR」

PCをろくに触ったこともない人間が使用しているWordPressテーマ「THE THOR」は、簡単にお洒落なブログにすることができます。初心者ブロガーの方はもちろん、まだ有料テーマを使ってない方に強くおすすめします。